第七章 スウェーデンボルグが説く輪廻転生
幽体離脱してゆくスウェーデンボルグ
幽体離脱してゆくスウェーデンボルグ

 輪廻転生に関してスウェーデンボルグがどう考えたかを、簡潔に述べる。

人間の霊魂は不滅!

スウェーンボルグは言う。永遠に生きるとは!

 受胎によって両親の霊魂の枝分かれとして新たに創られる人間の霊魂は、いったん創られると不滅であり、死後も人間は完全な霊的身体を持って、霊界で永遠に生きる。したがって、霊となった人間がこの世へ戻って何かに生まれ変わることはありえない。

 

 しかし、一般に輪廻と呼ばれる現象のような霊的事象が、時おり起こることがあると言う。

 

 それは、霊界で100年も1000年も生きている霊が、何らかの理由で自分の記憶を地上の人間の記憶へ入り込ませることによって起こるという。

    

 地上の人間と霊とは照応(大宇宙:大いなる存在と小宇宙の人間が呼応すること)によって交流するのが普通であるが、突発的な事態、つまり一種の憑依が起こるとき、取り憑いた霊の過去の記憶が、取り憑かれた人間自身の前世の記憶のように、その人間には事実であるかのように思われるのである。