「スウェーデンボルグは盲目の人びとの中のただひとりの目明きであり---人が理解できない言語で叫ぶ荒野のただひとりの弁士であった。---彼ほど肉体の牢獄に対する霊魂の圧迫を耐え忍んだ人間はかつてなく---彼は2千年来の真のキリスト教の最大の戦士であった」。
ヘレン・ケラーは、このようにスウェーデンボルグを評し、生涯に渡ってその教えを胸に秘め、三重苦をものともせず力強く社会事業家としての人生を突き進んだ。